「正義は金で買うもの」…勝率100%弁護士の危険な哲学
JTBCドラマ『リーガル・ハイ』の第1話では、正義よりも報酬を、勝訴よりも金を優先し、勝率100%を自負する弁護士コ・テリムの独特な価値観が描かれます。

正義よりも受任料を、勝訴よりも金を優先する弁護士がいたらどうだろうか。JTBCドラマ『リーガル・ハイ』の第1話では、勝率100%を自負し、ただ金のために動く弁護士コ・テリムの独特な価値観が明らかになる。
「正義は金で買うもの」…勝率100%への執着
映像の中の弁護士コ・テリムは、依頼人に対し「正義は金で買うものだ」と断言する。彼は手段を選ばず、無条件に勝つことこそが弁護士の役割だと信じている。もし裁判で負けるならば、「負けてから依頼人の手を握って泣きながら、最善を尽くしたと言い訳するような弁護士はやめるべきだ」と、敗北を容赦しない態度を見せる。彼は「私は絶対に負けない」と宣言し、勝利に執着する理由について「負けてから依頼人の手を握って泣きながら、最善を尽くしましたが、どうのこうのと言う弁護士を置くなんて論外だ」と付け加える。

彼のこのような態度は、単なる性格の問題ではなく、生存に直結した哲学として描写される。過去に貧しかった時代、登録金と生活費、考試院(コシウォン)の費用のために毎日息が詰まる思いだった記憶に触れ、現在の生活を維持するために勝訴に執着する姿を見せる。彼は「正義が通じない法廷」で勝利するために金を要求し、相談料を口実に依頼人を圧迫する姿も見せる。特に、相談中に一言でも多く話せば直ちに相談料500万ウォンを請求すると依頼人を追い詰める様子は、彼の徹底した計算高い一面を露呈している。
判事の感情を動かした「ゴミクッパ」事件の裏側
映像は、コ・テリムがいかにして勝率100%を維持しているのか、その一面を見せる。フランチャイズ代表の損害賠償控訴審の裁判において、コ・テリムは被告人のために判事の感情を刺激する戦略を用いる。食べ残しの豚骨で出汁を取った「ゴミクッパ」事件の被告人が、幼少期の貧しかった母親の愛を再現しようとしたという叙事詩を展開したのだ。被告人が再現しようとしたのは母親の味、すなわち愛であったという論理だ。

この過程で、冷酷なことで有名な主審判事が被告人の事情に共感して涙を流し、結局、一審の賠償金判決が10分の1に減額されるか、刑事的に無罪に近い結果へとつながる奇跡が起きる。これは、判事が亡き母が市場で鶏足(タッパル)を拾ってきて煮てくれたタッコムタンの話と重なった結果であった。コ・テリムはこれについて「法もどうせ人間が行うことであり、判事も熱い血が流れる感情の動物だ」と冷笑的に説明する。
「正義は100個ある」…法廷の本質を問う質問たち
コ・テリムの価値観に反発する人物との対立も描かれる。正義を実現しようとする若い弁護士が彼に問いを投げかけると、コ・テリムは「人間が100人いれば正義も100個だ。各自が自分が正しいと主張し合う阿鼻叫喚の場こそが法廷だ」と応酬する。検事もまた自分自身を正義だと信じているため、法廷は結局、互いに正しいと主張し合う戦場に過ぎないという視点だ。
彼は「正義を上に掲げたからといって勝てるわけではない」とし、法の抜け穴と人間の欲望が入り混じる法廷の現実を直視する。金のために動く弁護士と、正義を信じる者たちの間の張り詰めた緊張感は、ドラマの核心的な葛藤構造を形成している。
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